はじめまして。

私、大島石材店の代表をさせていただいております、

大島　舟清（おおしま　しゅうせい）と申します。

昭和51年、和歌山で生まれ、和歌山で育ち、

東京の石材店に就職した後に、

父から石材店の仕事を継ぐために帰郷。

いまから８年前。

私は、父の跡を継ぐべく、東京で霊園・墓石業界でも最大手の石材店に就職し、

石材店運営の修行をしておりました。

数年が経ち、いよいよ石材店での仕事を決断して、和歌山へ帰郷。

その後、仕事の引継ぎもままならない中、それまで石材店を運営していた父が他界しました。

当時の、手探りながらの事務処理・整理や、日が暮れて真っ暗になっても

ドロドロになりながら必死で行った墓地の掃除。

お墓の中で眠る故人さま、また、そのご家族さまに、

少しでも気持ちよくお参りしていただけるようにしなければならない。

そんな大きな責任感を胸いっぱいに、

一生懸命にお墓づくりをしようと志していた毎日を

今でも昨日のことのようによく覚えています。

もちろん、大きなプレッシャーもありましたが、前に進むことだけを考え、日々過ごしてきました。

そんな中、私には、ずっと考え続けていることがありました。

そもそも、なぜ、人はお墓を建てるのか？

石材店での仕事は、ご年配の方と接する機会が多いです。

その中で、人の「死」に接することが多々あるのです。

時の流れであり、仕方ないことではありますが、胸が痛むことも、当然ながらあります。

当社で、私が担当し、ご縁を頂いたお客さま。

お元気な頃に接していた方が、お亡くなりになっていく。

最近では、樹木葬や永代供養のお墓が増えて、お墓のあり方も変化していっております。

特に、相続の問題から、生前にお墓の準備をする方が多くなりました。

人間の一生、人間の人生というものを、

本当に深く考えさせていただく機会が、多くあります。

もしかすると、故人さまの供養をするのに、

お墓は、本来必要ないのかもしれません。

仏さまがやすらかに、自然へと還ることができれば、

どんな環境でも、どんな供養方法でも良いのかも、しれません。

ただ、確かなことは、「子々孫々」だということ。

両親をはじめ、祖父母、ご先祖さまがいてくれたからこそ、いま、私たちがあります。

いま、この世に生きる私たちが、その先人への感謝をする場、

大切な家族の心のより所となる場所が、はっきりと存在するということ。

これこそが、お墓のもつ本来の意味ではないかと、思うのです。

お墓参りにいらした方が、お墓の前で、亡くなられたご家族、大切な方とお話される。

そして、穏やかに心安らいでお墓を後にするお客さまの姿をお見受けする度に、

私は、そう感じるのです。

私が、「お墓づくり」という環境作りをすることで、

あなたさま、そしてみなさまに、

代々のご先祖さまとの心のつながりを感じて

幸せとともに生活していただけるための環境をご提供できるならば、

こんなに嬉しいことはありません。

これこそが、私に課せられた使命、天命であると、思っております。

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大島石材店　代表　大島　舟清